愛犬をシャンプーした後や雨の日の散歩帰り、「もっと早く乾かせたら…」と思ったことはありませんか?
濡れたままにしておくと、愛犬の体調を崩したり皮膚トラブルの原因にもなります。
本記事では、犬を早く乾かすための方法を、毛質別・シーン別にわかりやすく紹介。
ドライヤーやタオルの使い方、便利グッズもご紹介しています。
時短しながらも安全に、愛犬との時間をもっと楽しくするためのヒントが満載です。
- 皮膚トラブルを防げる!
- 犬が体調を崩しにくくなる!
- 早く乾かして空いた時間を他のことに費やせる!
犬を早く乾かすべき理由とは?【健康・衛生・時短の観点から】

犬を乾かさないことのリスクをまとめました。
- 風邪をひきやすくなる
- 匂いや雑菌の元になる
- 皮膚炎になる可能性がある
犬を濡れたままにすると皮膚炎や風邪、臭い・雑菌の原因になります。
特に湿度の高い日や冬場は素早く乾かしてあげたいですよね。
早く乾かすということは、愛犬の衛生・健康の面で重要なケアとなります。
濡れたまま放置するリスクとは?
濡れたまま放置すると以下のようなリスクがあります。
- 体温が下がり風邪をひきやすくなる
- 皮膚炎やカビなどの皮膚トラブルのリスクも高まる
- 独特の臭いが残ることもある
犬の体が濡れた状態のままで長時間過ごすと、特に子犬やシニア犬、寒い季節は体調を崩す原因に。
また、皮膚が湿った状態が続くことで雑菌が繁殖してしまいます。
さらに、自然乾燥では時間がかかってしまいます。
被毛が乾ききらないことは健康リスクが大きいため、適切に素早く乾かすことが大切です。
早く乾かすことで得られるメリット
早く乾かすことで得られるメリットをまとめました。
- 愛犬の健康維持
- 愛犬へのストレスが減る
- 飼い主の負担が軽くなる
早く乾かすことは、メリットこそあれど、デメリットはないように感じます。
愛犬のことを考えると、早く乾かすことは重要なんですね。
犬を早く乾かすための基本ステップ【初心者でもOK】

犬を素早く乾かすには、事前の準備と正しい手順が重要です。
手順を簡単にまとめました。
- 高吸水タオル、ドライヤー、ブラシを用意
- タオルでしっかり水分を取る
- ブラシで整えながらドライヤーで乾かす
基本は「タオル→ドライヤー」の順。
犬の性格に合わせて風量や距離を調整することで、ストレスを軽減しながらスムーズにケアできます。
乾かす前にやるべき準備(タオル・場所・道具)
犬を乾かす前には、まず高吸水性のタオルやペット用ドライヤー、ブラシなどの道具をすぐ使える場所に準備しておくことがポイントです。
風通しが良く滑りにくい場所を選び、タオルは複数枚用意しましょう。
犬が安心できるよう、おやつやマットを使って落ち着ける環境を作るのも大切です。
あらかじめ準備しておくことで、乾燥作業がスムーズになり、愛犬もリラックスしやすくなります。
タオルドライのコツとNG行動
タオルドライでは、ゴシゴシこすらず、タオルで水分を“押し当てて吸い取る”のが基本です。
毛の根元に向けてタオルを軽く押し当てると、余分な水分がしっかり取れます。
NG行動は、強くこすったり無理に引っ張ること。
これにより毛が切れたり皮膚を傷めてしまう恐れがあります。
また、タオル一枚で終わらせず、数枚使ってしっかり水分を取り除くことで、ドライヤーの時間も短縮できます。
ドライヤーの効果的な使い方と注意点
ドライヤーを使う際は、犬の体から20〜30cmほど離し、毛流れに沿って動かすのがコツです。
熱風を一点に当て続けると火傷のリスクがあるため、常に動かしながら当てるようにしましょう。
風量は中〜強程度、温度はぬるめに設定すると安全です。
顔や耳周辺は音に敏感なので、弱風または手で風を遮りながら行うのが◎。
嫌がる場合は途中で休憩を挟むことも大切です。
犬の毛質別・体格別!最適な乾かし方ガイド

短毛種はタオルドライで比較的早く乾きますが、長毛種やダブルコートは根元まで風を通す必要があります。
大型犬は体を部分ごとに分けて乾かすと効率的で、小型犬は温風の強さに注意が必要です。
時短と快適さを求めるためには、毛質や体格に合った乾かし方をすることが大切です。
短毛犬の乾かし方|スピード重視の方法
シャンプー後、短毛種の犬はタオルを使ってしっかり拭いてあげることが重要です。
この時に使うタオルは、吸水性が強いタイプでも普通のタオルでも大丈夫です。
顔周りは風を当てると嫌がる子が多いので、特にしっかり拭いてあげてください。
短毛種の中でも柴犬などは、アンダーコート(下毛)があるので、根元が乾きにくいんですね。
その場合は、アンダーコートをブラッシングして取りながら乾かすといいでしょう。
抜ける細かい毛。
主に体を保温・保湿するために生えています。
長毛犬の乾かし方|毛玉予防とふわふわ仕上げ
長毛犬を乾かすときも、初めはタオルでしっかり水分を取ってあげましょう。
風を当てながら、毛の流れに沿ってブラッシングすると毛が伸びて綺麗に乾かせます。
この時注意したいのが、シャンプー前にある程度もつれを取っておくということ。
もつれをとっていないと、汚れがおちず、綺麗に乾かせないことがあります。
汚れがおちていないと乾きにくいので結果、時間ばかりかかってしまうのです。
そのため長毛種は、ある程度もつれをとってから乾かすことが重要なんですね。
また、しっかり乾かしてから次の部位にいくといいですよ。
犬を早く乾かすための便利グッズ&おすすめアイテムは?

犬をできるだけ早く乾かしたい方必見!
プロオススメの乾かす時の便利グッズをご紹介します。
- 吸水タオル
- スタンドドライヤー
- ホースドライヤー
- スリッカーブラシ
詳しくみていきましょう。
吸水タオル
吸水タオルの中でも、マイクロファイバー製のタオルは特に吸水性に優れ、手触りもやさしいです。
小型犬・大型犬とも体が隠れるくらいの大きさのものが使いやすいです。
犬を乾かすタオルの形は、人間が使うような長方形のタオルが一般的。
しかし、犬の体に巻き付けたり、服のように手足が入れれるタオルもあります。
人間でいうバスローブのようなものですね。
ドライヤーがどうしても苦手…
という子は、バスローブ型を使ってみるといいかもしれません。
枚数は1~2枚あれば十分でしょう。
スタンドドライヤー
スタンドドライヤーは両手が使える優れもの。
ドライヤー自体が自立してくれているので、犬の毛を伸ばしたり、もつれをとる時にとても便利です。
トリミングサロンにも置かれている、プロが使うものは便利なのですが…
業務用ということもありお値段は決して安くはありません。
家庭用として使うなら、まずはドライヤースタンドを試してみると良いでしょう。
こちらは家庭用の人間用のドライヤーをホールドしてくれるので、ドライヤーを新たに買う必要はありません。
お値段も良心的なので、試す価値は十分あります。
ホースドライヤー
ドライヤーを怖がったり、タオルドライを嫌がる犬も少なくありません。
まずは「慣れさせる」ことが第一歩です。
普段からタオルで軽く触れる練習をし、ドライヤーの音を聞かせて少しずつ距離を縮めていくと効果的。
ご褒美のおやつや優しい声かけも忘れずに。
どうしても苦手な子は、ペットサロンのプロに頼むのも選択肢のひとつ。
無理に続けると、乾かすことがトラウマになる恐れがあります。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシとは、犬や猫の抜け毛やもつれをとるために使うブラシです。
くしの部分は針金のようなピンが密集しているため、毛玉やもつれが取りやすくなっています。
力を入れすぎると、犬の皮膚を傷つけてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
ご自身の腕などに当ててみて、痛くないくらいの力加減でとかしてあげてください。
犬を早く乾かすときの注意点|安全・ストレス軽減のために

ドライヤーの音や風を嫌がる犬は多いため、無理に近づけず低温・弱風から徐々に慣らすことが大切です。
耳や顔周りは手や布でカバーして優しく乾かしましょう。
声かけやおやつでリラックスさせるのも効果的ですね。
無理なく安全に乾かすことが、大切です。
嫌がる犬への対処法と声かけの工夫
ドライヤーを怖がったり、タオルドライを嫌がる犬も少なくありません。
まずは「慣れさせる」ことが早く乾かすための第一歩です。
普段からタオルで軽く触れる練習をし、ドライヤーの音を聞かせて少しずつ慣れさせてあげてください。
ご褒美のおやつや優しい声かけも忘れずに。
ここで重要なのが、無理に続けると、乾かすことがトラウマになる恐れがあるということです。
どうしても苦手な子は、ペットサロンのプロに頼むのも選択肢のひとつ。
熱風や音が苦手な犬のケア方法
ドライヤーは温風を長時間同じ場所に当てると、皮膚が敏感な犬にとっては火傷や乾燥の原因になります。
理想的な距離は20〜30cm。
風は常に動かしながら、毛の根元に届くように心がけましょう。
また、温度も「人の手で触れて心地よい」と感じる程度が目安です。
特に顔や耳周辺は熱や風に敏感なので、風量を弱めたり、タオルでカバーしながら乾かすと安心です。
ドライヤーは苦手なこが多いため、根気よくなれさせていくことが重要ですね。
まとめ|犬を早く乾かす方法は「道具×知識×愛情」で決まる!

今回は犬を早く乾かす方法をご紹介しました!
犬を早く乾かすことは、単なる時短ではなく、健康維持や皮膚トラブルの予防にもつながります。
毛質や体格に合わせた乾かし方、便利グッズの活用をすることで、犬も飼い主も負担が減るでしょう。
何より、乾かす時間が早くなれば、犬とのスキンシップやリラックスタイムに使える時間が増えるのも大きなメリット。
今日から、正しい乾かし方を実践してみましょう。